“なんてことない時間”が特別だったと気づいた日|コマダム倶楽部 谷9店・さくらこ

病室で流れる、ゆっくりとした時間の中で

思っていたよりも、時間ってゆっくり流れるんですね。
入院中の病室は静かで、ひとりぼっちを押し付けてくる感じ・・・ 寂しいなって思いながらスマホを手にとって、ふと「接客リスト」を眺めてみたんです。
そしたら名前を見るたびに、ふっとその人の声や表情、話した内容が浮かんできて。
普段は流れるように過ぎていく時間のなかで、 つい見過ごしてしまってたものが、すごく鮮明に思い出されたんです。
なんてことない時間が、かけがえのない時間だった

「なんか星書いててな」って、毎回同じ飲み物を持ってきてくれる人。
そのお決まりの飲み物で、私がわざと変なセリフ言ったりして、 笑いながらショートコントみたいになって、それがなんだか習慣になってたり。
お会計の時、私の手がふさがってる隙を見て、 こっそりうなじの匂い嗅いでくる人もいたなあ(笑)。
「何してんの!」って言いながらも、ちょっと笑っちゃってた。
ヒール履いてるからって、毎回さりげなく手を繋いでくれる人もいた。
そんなんこっちも照れるし「もう慣れてるよ~」って言ってるのに、「いいの」って言って、手を離してくれなかったり。
帰り際、ちょっと照れながら小さく手を振ってくれる人。
振り返らずに坂を下っていく姿だけを私に見せて、 でもたぶん心の中ではちょっと寂しかったんじゃないかな、って思ったり。
そんな何気ないやりとりが、 実はすごく、すごく特別なものやったんやって、 今になってはじめて気づいたんです。
あの瞬間たちは、もう一度戻ってくる保証なんてどこにもなくて・・・ だからこそ、あんなにあったかくて、切なくて、 恋してる時みたいな時間やったんかなあって。
入院して、心の方が疲れてしまった
ベッドの上では身体はじっとしてるけど、 心はずっと走りっぱなし。
みんなは元気にしてるかな?
他の子のところに行っちゃったのかな?
私のこと、もう忘れちゃってたりしないかな?
そんなことばっかり考えて、 気づいたら涙がこぼれてたりして。
夢の中で、連絡ブロックされてる場面を見て目が覚めた日は、 朝から心が折れそうになりました。
X(旧Twitter)に書く言葉も、写メ日記に載せる写真も、 なぜか全部が暗くて、重たくなってしまって。
そんな自分にもまた落ち込んだりして…。
それでも、また会える日を信じて

今はこうして、病室の中で みんなのことを思い出すことしかできないけど、 私はちゃんと治して元気になります。
また笑って、冗談言って、 星の飲み物でコントやって、 うなじ嗅がれて「も~っ」て怒って、「ほら、手つなご」って言われて照れて、 そんな風に戻れる日が、必ず来るって信じてます。
だからそのときがくるまで、どうか忘れずにいてください。
“なんてことない日々”を一緒に過ごしてくれたあなたに、 もう一度、会いたいです。
最後に、ありがとう

私の何気ない日常を、特別な時間に変えてくれたみんなへ。
本当に、ありがとう。
これからも、私にとって“特別”でいてください。
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この記事を書いた人 食べ歩きと子育てが癒し |
コマダム倶楽部 谷9店のさくらこです☺️
お客様に安心して過ごしていただける時間を大切に、日々の接客に向き合っています。
これまでの出会いや日々の中で感じたことを、ブログというかたちで少しずつ綴っていけたらと思っています✍️
直接お会いできないときでも、ふとした瞬間に思い出してもらえたり、「また会いに行こうかな」と感じていただけるような、そんな温度のある言葉を届けられたら嬉しいです。
趣味は食べ歩きで、休日は子どもと過ごす時間がいちばんの癒しです🍴👦
ブログを通して、わたしらしさやお店のあたたかい雰囲気が伝わりますように。どうぞよろしくお願いします🌸



